<聴いてもらいたいひとり言>とは?
40代半ばから、友人たちとの会話に少し変化が見えるようになった気がします。子育ても一段落し、
時間のゆとりもでき、自分のまわりをゆっくり見つめることができるようになったからでしょうか。
今までは忙しさに追われて考えもしなかったようなことが「グッ」と頭を出してきて心の中に居座ってしまいます。
更年期、子供の悩み、容姿の衰え、親の介護、夫婦のすれ違いなど、そのかたちは様々です。
それを具体的に取り出して説明しようと思ってもなかなか難しいもの。言葉にするのは難しい「モヤモヤしたもの」なのです。
核家族化し相談相手もいない現代社会においては、そんなモヤモヤが大きくなっていくばかりで、自分だけが取り残されていくような孤独な気持ちに包まれてしまいます。
本当はみんな同じような悩みや愚痴を抱えているのに、周りの人たちはとても生き生きしていて自分だけがダメに見えるのです。
この「モヤモヤ」を言葉にしてみたのが「聴いてもらいたいひとり言」です。
皆さんから集めた「モヤモヤ」を言葉にして紹介してみると、「私もよ」と言ってくれる友人がたくさん現れました。
「うん、うん、そうそう」と頷いて笑ってくれる人、「あ~すっきりしたわ」と明るい笑顔で帰って行く人がたくさんいました。
「モヤモヤは自分ひとりだけのものじゃないんだ!」と分かっただけで、心がすこし軽くなります。
明日から家族に笑顔で接することができます。女性が笑顔で前向きになることは本当に大切なことです。
「聴いてもらいたいひとり言」は、朗読時間2~3分にまとめたオリジナルエッセイ集です。
内容は悩みや愚痴はもちろんですが、日常生活の中で感じたこと、身近な驚きや発見などいろいろです。
ライブでは、優しいピアノの生演奏にのせてお届けするエッセイ「聴いてもらいたい ひとり言」だけでなく、朗読劇やフリートークでも楽しんでいただいています。
中高年の女性たちの心のモヤモヤを集め言葉にし、聴いた方が笑顔になっていただけるよう、これからも皆さんの声に耳を傾けてまいります。
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