本のソムリエ   T


私には、超読書家の友達がいます。彼女は、いつも大きな鞄を持っていて その中には、いつもお気に入りの文庫本が、2、3冊入っています。いつだったか、ずいぶん昔 二人が20代のころ どこかへ旅行しました。どんなに楽しくても夜になるとすぐ眠くなる私は すやすや夢の中。むにゃむにゃ・・・。すると 何?笑い声?噛み殺しているものの抑えきれないクックっという声がするではありませんか。
真夜中 旅先 隣で友人が寝てるいるのにも関わらず、小林信彦さんの唐獅子株式会社という本の世界に入り込んでしまったエミちゃんは、笑いのツボに入ったようで もう止まりません。余程面白いんだろうな とは思いつつ まだその本を読んでないので、私が笑い転げるかどうかはわかりませんが、楽しみな一冊です。
仲間が集う時 エミちゃんは、それぞれに合ったお勧めの本を持って来てくれます。言わば 本のソムリエ。
選んでもらった本が、なかなかいいんですよね。
時代物は苦手だったんですが朝井まかてさんの職業本とても面白かったですよ。お勧めです。そして今回読み上げたのが原田マヤさんの「本日はお日柄も良く」とっても面白かったです。何をどう喋るかが、いかに大事なんだということ 喋らない事も同じように大事だという事 そして 人を幸せにする為の政治が大事なんだという事も痛感しました。そんなエミちゃんとは、40年来の友達です。こんな状況なので、しばらく会っていませんが、本のソムリエ エミちゃんは、今度 私にどんな本を選んでくれるのかな?ワクワク。
2020年5月12日   T

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