4月10日は統一地方選挙の投票日ですね。
震災の影響で、派手な選挙活動をひかえているようで、候補者の宣伝カーもいつもより
は少ない気がします。
昨日、その数少ない宣伝カーの1台が我が家の近くを通りました。きれいな声で候補者
の名前と公約を訴えています。聞くとはなしに聞いていると・・・公約の中に
「子どもの医療費を中学まで無料にします・・・・云々」と聞こえてきました。
中学まで医療費を無料化?
恥ずかしながら、政治にはほとんど無知な私ですが、この言葉に唖然としました。
今、日本はどんな状況に置かれているのか!政治家や政治家を目指す人なら私た
ちよりずっとずっと分かっていていいはずです。震災から復興するために多くのお金が
必要です。そんな状況の下で医療費の無料化等を云々できるものでしょうか。
多分、その宣伝カーの候補者も分かっているはずです。分かっていてなぜそんなことを
公約に掲げ、宣伝カーでアピールするのか。
魅力的な話をぶらさげて、選挙にさえ当選すれば良い!なのでしょうか?
人々の事を考え、この国を良くしようと考えるなら・・・
たとえ有権者にとって耳の痛い内容であっても、今、政治家が本当に何をしなければな
らないかを訴え、有権者の理解と協力を得なければならないのではないでしょうか。
目先の人気取りの公約は、いつものことと聞き流せばいいのでしょうが、今のこの時だ
からこそ、聞き流すことができませんでした。
本気で、今私たちが我慢しなければならないこと、真剣に向き合わなければならないこ
とを、堂々と訴え、正面から取り組む姿勢を、政治に係わる方々に心からお願いしたい
と思います。
そして、有権者である私はしっかりとそういう人を選び、一票を入れなければならないと
思いました。選ぶのは私たちであり、私たちには大きな責任があるのですから。
4月10日の投票日は、一票の重さをしっかりと感じながら投票場に向かいます。